【日本語パートナーズ】応募を考えている人には絶対行ってほしい説明会

【日本語パートナーズ】応募を考えている人には絶対行ってほしい説明会

今回は2度目の説明会です。
1度目は2015年だったと思います。
日本語パートナーズの存在を知り、興味があって参加しました。
今回、内定者として参考にと出向きました。
これから応募を考えている人にも、内定者にも、とても参考になる説明会だったので、覚えている限りの内容を紹介したいと思います。


説明会詳細

日本語パートナーズの説明会(名古屋会場)に行ってきました。
国際交流基金の方が5名程と経験者2名で、説明会に来られていた方は30名程。
進行は、90分で以下の4テーマでした。

1.アジアセンターと“日本語パートナーズ”派遣事業の紹介
2.“日本語パートナーズ”経験者による活動報告
3.“日本語パートナーズ”募集について
4.質疑応答

 

 

アジアセンターと“日本語パートナーズ”派遣事業の紹介

①国際交流基金について

1972年設立され、外務省所管の独立法人です。
国際交流基金の他は、JICAが外務省所管の独立法人です。
国際交流基金は国内4か所と海外24カ国の25か所に拠点があります。

主な活動内容は、海外での日本語教育を軸に、文化芸術交流と日本研究・知的交流をしています。

 

②海外における日本語教育について

1979年の海外での日本語学習者は13万人でしたが、2015年は365万人となり、36年間で約28.7倍になりました。
2015年時点で最も学習者が多い国は中国、次にインドネシア、3位は韓国です。
(詳しい情報は国際交流基金HPに掲載されています)

しかし、海外で学習者が増えてもネイティブと接する機会がないという課題が出てきて、2013年開催された日・ASEAN特別首脳会議において、安倍総理が新しいアジア文化交流政策「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」を発表しました。
これにより、2014年国際交流基金アジアセンターが新たに設立されました。

 

③日本語パートナーズ派遣事業(2014年~2020年 7年間のプロジェクト)

「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をかかげ、日本語パートナーズ派遣事業が開始されました。

主に、各国の高校で現地教師や生徒のパートナーとして日本語教育の支援することを目的とするだけでなく、派遣先校の生徒だけではなく、地域の人たちにも日本文化の紹介をし、現地の言語や文化などを学んだり、互いを分かり合う架け橋となる事業です。

派遣される前には派遣前研修が約1か月間あり、月~金が全日、土が午前中のみの研修となっています。
主に午前中は、現地の語学学習をして、午後から国別の日本語教育事情など、様々なカリキュラムが組まれています。

 

④現地の生活環境

住居は、学内の寮やゲストハウスなどで、洗濯機やキッチンは共用の場合有。
レンジは無し。
ネズミ、虫は出る!
トイレはペーパー無し。
シャワーは温水設備がない場合有。

このようなタフな生活環境です。

 

⑤求められる人物像

(1)アジアの人たちとの交流・コミュニケーションに対する熱意をもってい
(2)現地教師のサポート役として活動ができる
(3)厳しい環境の中でも生活できるバイタリティ・柔軟性・チャレンジ精神がある
(4)自助努力の精神、自覚と責任を持ち行動できる
(5)アジアの社会、文化を学ぼうとする好奇心と謙虚さがある

これは、ホームページに掲載されているとおりですね。

 

 

 

“日本語パートナーズ”経験者による活動報告

①インドネシア10期(2018年9月~2019年3月) 男性

社会科教師をしており、退職を機に応募。
応募動機は、海外に長期滞在したい思いと、アジアの子供たちに何かできないかという思いから。
社会科教師のため、日本語が教えられるか心配でしたが、説明会に参加した際にアシスタントであり、経験がなくてもよいとのことで応募に踏み切れました。

派遣先はインドネシアのバトン市。
住居はゲストハウスで、キッチンは共同。
専門高校と高校の2校にて活動を行い、1校は家から遠いため乗り合いバスにて通勤でしたが、交通費が安くて負担ではありませんでした。

朝は6:45~1限目が始まります。
ネイティブとしての発音や、会話指導、教材づくり、現地教師の目の届かないところの補助、文化紹介をしていました。

現地の教師とは日本語でやりとりしていて、打ち合わせをしてから授業をしていました。

 

②マレーシア4期(2018年1月~2018年10月) 女性

販売職をしながら、ボランティアで日本語教師をしていました。
日本語教師になりたいと思っていたけど、学歴も経験もなく思い切って経験を積むために応募しました。応募の際は帰ってきてからの仕事はどうしようかと悩みましたが、このまま現職にいても悩むのだからと踏み切りました。

派遣先はマレーシアのジョホールバルにあるマレー系の女子高でした。
イスラム色が強く、全寮制の学校です。
住居は学内の寮でした。
1週間の内、金土がお休みです。1限目は7:20~と早いのですが、学内の寮で通勤時間がかからないことから負担はありませんでした。
漢字の板書、文章を読む、復習、ゲームなどを行っていました。

休日は、JapaneseFestivalのお手伝いや、現地教師の結婚式に出席したりしました。
現地の教師とは日本語でやりとりするのですが、メールでは簡単な英語でのやり取りをしていました。

 

プロジェクターで写真を投影しながらの説明でしたので、イメージがつきやすくワクワクしました。

 

 

 

“日本語パートナーズ”募集について

現在、募集中であるマレーシア6期とブルネイ5期の情報にて説明していただけました。
ホームページに掲載されている募集要項の冊子を見ながら説明を聞きました。

最初に、募集人数・派遣期間・派遣先機関の説明がありました。
ブルネイに関しては男性のみ応募可能。
マレーシアについては学歴条件もありません。

応募の際に推薦状が必要ですが、社会人の方で自営業の方や定年退職後などの理由で在職証明がない場合、推薦状が2通必要になります。
在職していても、会社に発行依頼をしずらいなどの方も同様です。

注意点は、一次選考通過の場合、各自医療機関で健康診断を受診していただきます。一次選考結果発表日から提出日まで3週間しかないので、前もって近くの医療機関に問い合わせしておくことをお勧めします。指定用紙があり、検査項目は「海外派遣労働者の健康診断(労働安全衛生規則第45条の2)」の項目を準用しています。

派遣前研修は合宿形式で行われ、すべての研修プログラムを修了しなければなりません。研修所までの往復旅費(日本国内の移動のみ)、宿泊施設、食事(もしくは食費の一部補助額)は国際交流基金から支給されます。

現地では、現地教師や国際交流基金の拠点とのやりとりのためスマホが支給されます。個人スマホでの使用は実費です。
教材などを作成などがありますので、PCを持参してください。

派遣前研修では、予防接種もできますのでご利用ください。

2019年度、はシンガポールとカンボジアの募集予定はありません。
また、現在公開されている2019年度第1回~3回の募集で、日本語パートナーズの募集は終了します。
とても評判がよい事業ですので、続けていければと思っていますが、現時点では何も決まっていない状況です。
何か動きがありましたら、国際交流基金のホームページ等で発表させていただきます。

 

質疑応答

たくさんの方が応募されていると思いますが、何も公表されていません。どのくらいの方が応募されているのですか?

非公開となっていますのでお答えできませんが、大変多くの方に応募していただいています。

合格基準は?

その基準も非公開となっております。求める人材を参考にしてください。

海外へよく行くのですが、英語が話せなくてもジェスチャーで対応して 困ったことはありません。しかし、応募要件に日常英会話とあり、二次選考でも英会話がありますが、どの程度必要ですか?

現地で何かがあった時のために日常英会話としています。相手に伝われば
問題ありません。二次選考でも海外旅行での方法で伝えてください。
また、派遣前研修では現地語を勉強しますし、流暢でなくでも大丈夫です。

年度をまたいだら、応募用紙は再度提出ですか?

年度関係なく、1回の募集に対して1通提出していただきます。 
1回の募集内で複数の国を応募する場合は、1通で大丈夫です。

推薦状も新たに提出ですか?

はい。使いまわしはできません。コピーやPDFでの印刷などもNGです。
 必ず原本を提出してください。

求める人材がざっくりな感じですが、明確な何か言える範囲のことはありませんか?募集人数は全国Kでこの人数ですよね。名古屋だけでもこれだけ集まっているのに、諦めるほかないように思えますが。

何か資格を持っているとか明確に言える基準はありません。
英語ができるから、日本語が教えられるからというわけではなくて、
総合的に見ています。求める人材を参考にしてください。

 

など、日本語パートナーズとして行きたいんだ!という熱い気持ちをお持ちの方々が、応募について熱く質問されておりましたので、経験者の方々への質問があまりありませんでしたが、応募する前の気持ちよくわかります。

 

 

 

あとがき

今回の説明会では、求める人材を繰り返し説明されていたり、現地での生活環をじっくり説明されていたので、それを「理解したうえで応募してくださいね」と言いたかったように感じました。
トイレが和式だったり、トイレットペーパーがなかったり、シャワーは温水設備がなかったり、虫は当たり前に出てきたりと、その中で生活ができるのかは大きいですよね。短期間の旅行ではなく生活だから。
現地での生活は大丈夫だろうかと不安に思っている人には、とても具体的でわかりやすく、自分は大丈夫か大丈夫じゃないか判断できる説明だったと思います。

説明会に行くと、実際に現地で生活している日本語パートナーズの住居や町、学校などの写真を見せてくれるので、現実を知ることができて、事業への疑問も、現地での疑問も答えてくれる人がいるので、応募を考えている人のみならず、内定者にも有意義な会だと思いました。

以前の記事「受かる人と落ちる人の違いは何?」で分析をして、受かる人の大半が大学生であることがわかりました。
しかし、今回の説明会では大学生らしき風貌の方が見当たらなかった(いたらごめんなさい)です。
おそらく、大学推薦があるので大学にて説明が聞けるのかもしれません。

そして、今回の経験者の方は元教師とボランティアにて日本語を教えていらっしゃいました。
何らかの教育の場を知っていた方が受かりやすいのでしょうか。
わかりやすい合格基準があるわけでもなく、もちろんあったとしても公表はしないでしょう。今までの結果を参考までに。

質問された方が、「名古屋だけでもこれだけ集まっているのに…」とおっしゃっていましたが、本当ですね。
それで募集人数が今回26名ですから。

とにかく、内定が決まってからの参加でしたが、経験者の活動報告を聞けて参考になったと共に、来られていた方の日本語パートナーズへの熱き思いを聞いて、内定というチケットを大事に握りしめて頑張らないとなぁと身を引き締めた次第です。